てくてく てくてく 歩いてく。
駆け足やめて、てくてく てくてく。
大人の映画。
母と娘 女 のお話でした。
強くて、危うくて、脆く、逞しい女達の話。
ペネロペ・クルスがステキ!!
かわいらしい女性のイメージから一転
スペイン語でのこの映画では力強く、逞しい母親でした。
ライムンダ(ペネロペ・クルス)を中心に
娘のパウラ(ヨアンナ・コバ)、
ライムンダの10代の頃に火事で亡くなった母イレネ (カルメン・マウラ)、
ライムンダの姉ソーレ(ロラ・ドゥエニャス)
ライムンダの里親であり伯母(チュス・ランプレアベ)
その伯母の世話をしてくれている親友のパウラ(ヨアンナ・コボ)
この6人ともがカンヌ国際映画祭で女優賞に輝いたというのも 納得できる。
スペイン映画を観るのが多分初めてなので
スペイン映画の作風なのか、この監督の作風なのかわからないけど
とっても、ずっしり重たい雰囲気で始まる。
ちょこちょこ”ニヤリ”となるシーンや言葉遊びを交えながら物語は進む。
心の葛藤や苦悩の末の和解。
母だからこそ許せなかったこと、知って欲しかったこと
だからこそ、娘にしてあげたかったこと。。。
突然きた映画の終りに
一瞬びっくりしたけど、余韻を残すとってもステキな終わり方。
大人のいい映画でした。
『ボルベール』
スペイン語「戻る・繰り返す」から「帰郷」
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