てくてく てくてく 歩いてく。
駆け足やめて、てくてく てくてく。
12個のお話がはいっている短編集。
痛い。とっても痛いお話達。
気付かないフリをしようとしていた自分のダークな部分だったり、
忘れようとしてい辛かった過去だったり・・・。
どれもが、自分の一部であるような、ないような・・・。
ん~胸がイタイ。
自分が大切にしているもの。
それは他の人から見ればただの”くだらないこと”だったり”見栄”だったり。
でも、自分にとっては、それらを失うのは怖い。身を切るほどつらい。
『大切にしすぎるからこそ喪失してしまう』
わかってはいるけど、永遠にわからないのかもしれない。
「何故永遠に続かなかったのか」 と過去の恋愛を振り返るものや
「人様に褒められなければ充実しないような、 そんな不幸な人生を否定してあげられる」とか
短編集のわりに一つ一つにチクリとされ、う~と唸ってしまうけど
でもやっぱり、長編で読みたいなぁ。
PR