てくてく てくてく 歩いてく。
駆け足やめて、てくてく てくてく。
23歳 桐島椿
美貌を誇り、美貌を使い人生を渡ってきた。
なんでも手に入る、恐いものはないと信じる彼女。
そんな彼女が、
尊敬し、憧れていたおばあちゃんがボケはじめ、父の会社が破産。
家も職場も友人関係も全てが崩れ落ちていく・・・
自業自得
そんな言葉がピッタリなのかもしれない。
傲慢だったり、自分勝手だったり、プライドが高かったり、
人のことを思いやれなかったりするからかもしれない。
でも、読んでいてとっても痛い。
誇れるほどの美貌や、凛とした祖母や、社長令嬢だったりと
いいところは、全く似ていないけど
よくないところは、
もしかしたら、自分と似ているのかもしれないと思った。
「そうじゃない」と自分では気付いていないだけで、
本当の私はもしかしたらこうなのではないかと不安になる。
犬猿の仲の看護婦さんとのケンカのシーンでのセリフ胸をえぐられる。
「あなたみたいな人こそ、死ねばいいんだわっ」
「まともな人はそんな服着ない」
「あんたに一番欠けてるものは想像力」
他の方感想を読んでいると↑でスカッとするらしい。
でも、私は痛くて痛くてたまらない。
あっ。
誤解を招かないように。
え~。数々方と・・・とか、勝手に口座からお金だしたりとか、
職場の人と・・・とか、病気の疑いとか、おじいちゃんの話とか は
まったく被りません。
そのあたりは誤解させませんように
PR